元日本代表で、後にJ2岐阜の監督も務めたラモス瑠偉さんが、
脳梗塞で入院していた病院を2月14日に退院したそうです。
まだ通院する必要はあるみたいなんですが、
病院から退院の許可が出たようです。
脳梗塞になると言語・運動障害などの後遺症が残ることがありますが、
ラモス瑠偉さんには、味覚・嗅覚に少し異常はみられるものの、
生活に支障をきたすような大きな後遺症が残ることはなかったようです。
これは、奥さんのおかげだと本人も大変感謝しておられました。
ラモス瑠偉さんに異変が起きたのは、昨年の12月29日の朝で、
突然体が思うように動かなくなり、ベッドから転げ落ちたとか。
この時、すぐに奥さんが異変を感じ取って、
迅速に対応したことが良かったんだと思います。
もし、その場に奥さんがいなくて発見が遅れていたら・・・
言語・運動障害などの後遺症が残ってしまうどころか、
命を落としていた危険性もあったかもしれません。
それだけ、脳梗塞という病気は、危険な病気なんです。
それにしても、激しい運動を必要とするサッカー選手って
血管の病気になりやすいんですかね。
今回はラモス瑠偉さんが脳の血管が詰まる脳梗塞になりましたが、
元日本代表で横浜Fマリノスなどで活躍した松田直樹さんは、
2011年、心臓の血管が詰まる心筋梗塞で練習中に倒れて亡くなりました。
ラモス瑠偉さんもと松田直樹さんはとてもストイックで、
サッカーに関しては、一切妥協を許さない人でしたし、
いつも闘志むき出しのプレイをしていましたからね。
それに、ラモス瑠偉さんの場合は、監督で思うような結果が出せず、
かなり疲労やストレスを抱えていたはずです。
今回の脳梗塞での入院は、今まで酷使してきた体を休める
良い休養になったと前向きに考えれば良いと思います。
しばらくは、まだリハビリを続けていく必要があるようですが、
ラモス瑠偉さんのサッカーへの情熱がある限り、
またグラウンドで元気な姿を見せてくれるでしょう。