かつて「世界の山下」と呼ばれた男が日本選手の大きな味方になりました。
この間、ロサンゼルス五輪金メダリストの山下泰裕さんが、
JOC(日本オリンピック委員会)選手強化本部長に就任したようですね。
これは、日本選手団にとって本当に心強いんじゃないかと思います。
山下泰裕さんと言えば、あのプーチン大統領をはじめ、
世界中の柔道家が尊敬する史上最強の柔道家で、
ロサンゼルス五輪では、無差別級で金メダルを獲得した方です。
右足に怪我を負いながらも不屈の精神で戦い抜いた
モハメド・ラシュワンとのロサンゼルス五輪決勝は、
伝説の試合として今でも語り継がれています。
しかも、公式戦で203連勝という大記録を作り、
外国人選手相手には一度も負けていなというから驚きです。
こんな強い柔道家は、今世界中どこを探してもいないでしょう。
外国人選手相手に負けないということは、
日本代表になって五輪や世界選手権に出場すれば、
100%優勝するということですからね。
そんな史上最強の柔道家である山下泰裕さんが、
東京五輪に向けてJOC選手強化本部長に就任したんです。
山下泰裕さんは、東京五輪を成功させるために、
「東京五輪で燃え尽きる覚悟で死ぬ気で頑張る」
と会見でコメントされていますね。
ひょっとしたら、山下泰裕さんのJOC選手強化本部長就任で、
金メダルの量産が期待できるかもしれません。
ただ、少し気になる点があるんですよね。
それは、様々な要職に就いているので、
体力的に厳しんじゃないかという点です。
現在、全柔連会長、東海大副学長、国際柔道連盟理事、
味の素ナショナルトレーニングセンター長など、
いくつかの要職を掛け持ちしています。
いくら世界を圧倒した山下泰裕さんであっても、
60歳を超えると体力が持たない可能性も十分に考えられます。
本人は何も問題ないとおっしゃっているみたいですが、
無理のない範囲内でJOC選手強化本部長を頑張ってもらいたいです。