工藤監督率いる福岡ソフトバンクホークスが西武を7-3で破り、
パ・リーグ史上最速で2年ぶり20回目となる優勝を果たしました。
この日は、今やチームのエースにまで成長した東浜が先発し、
西武打線を6回2安打1失点9奪三振という素晴らしい内容で抑え、
その後のモイネロ、岩崎、サファテも見事な継投を見せました。
今年の福岡ソフトバンクホークスの強さを見ていたら、
パ・リーグ史上最速での優勝もうなずけますね。
今年の福岡ソフトバンクホークスの野球を振り返ってみると、
柳田やデスパイネを軸にした打線も強力なんですが、
本当の強さの秘密は、ディフェンスの高さにあると思います。
9月17日時点で、東浜がリーグトップの16勝を挙げており、
千賀が13勝、バンデンハークが12勝と先発陣が安定。
この先発陣後ろには、岩崎を中心とした強力中継ぎ陣に、
50セーブを達成した絶対的守護神サファテも控えています。
加えて、両リーグトップの堅い守備力も持ち合わせているのです。
9月17日時点での失策数は、両リーグ最少の35個しかありません。
この鉄壁の守備陣と強力な救援陣がいることで、
先発投手は初回から思い切った投球ができます。
初回から全力で飛ばして投げたとしても、
最後には、きちんとサファテが抑えてくれるから安心です。
よくここまで投手を中心とした高い守備力を鍛え上げて、
他を圧倒するチームを作り上げたなと感心しています。
これも全て昨年の悔しい経験があったからこそ
成し得ることができたんだろうと思います。
日本ハムに11.5ゲーム差をひっくり返されたのは、
それまで2連覇中だった王者・福岡ソフトバンクホークスにとって、
かなりの屈辱的なことだったに違いないでしょう。
今年は、その借りを返すために1年間必死に練習し、
それが、優勝という形で実を結ぶことができたんだと思います。
日本シリーズ進出には、まだクライマックスシリーズの
ファイナルステージを勝ち抜かなければなりません。
しかし、今年の鉄壁の守備力があれば、
日本シリーズ進出も難なく決めるかもしれませんね。